サッカー

【インタビュー文字起こし】中村憲剛はなぜ守備が上手いのか?解説者・戸田和幸が彼の頭脳と論理に迫る。(前半戦)

ども! カルスポ食堂・店長(@cul_spo)です!

この記事は2018年12月、0014catorceが製作したインタビュー動画のまとめ&文字起こし記事です。

YOUTUBEにUPされた動画は稀代のパサー・中村憲剛選手の守備上達の秘訣やサッカー観・イメージの軌跡が満載!

今回は中西哲生&戸田和幸という元プロ選手2人を聞き手に ――

「ボールにプレッシャーをかけると相手のセンターバックの視線がボールにむく」

「前線にいるときは『ブレイク』の意識が強い。真ん中はゲームを『コントロール』するつもりでいる」

「フォワードは迎合しちゃだめ。主導権を握らないと」

「シティは……シルバがここに入れば『王手』」

など名言・金言が次々に飛び出します。

サッカーの言語化を牽引する稀代の解説者・戸田和幸が「トップトップの選手がこれだけの時間サッカーについてとことん言語化に努めてくれた事はまずない。間違いなく今までなかった」と唸ったインタビュー、しかも驚きの100分間! 

一流の技術に一流の頭脳が宿る奇跡に立ち会えること間違いなし!

 

大怪我を負った中村憲剛選手、

復活を心から願っています!

 

【インタビュー文字起こし】中村憲剛はなぜ守備が上手いのか?解説者・戸田和幸が彼の頭脳と論理に迫る。(後半戦)ども! カルスポ食堂・店長(@cul_spo)です! 2018年12月、0014catorceが製作したインタビュー動画のまとめ&...
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日本サッカーのレジェンド・中村憲剛選手(川崎フロンターレ


中村憲剛(かなむらけんご)選手のプロフィール

サッカーへのあくなき探究心をモチベーションに進化を続けるフロンターレの司令塔。止める、蹴るといった正確な基本技術、そして相手の急所を突く戦術眼を武器にゴールチャンスを演出する。昨シーズンは攻撃の起点だけではなく攻守の切り替えのスイッチとしても機能し、8度目のベストイレブンを受賞。バンディエラの進撃はどこまで続くのか。
引用:https://www.frontale.co.jp/profile/2019/mem_14.html

生年月日:1980年10月31日
身長:175cm
体重:66kg
キャリア:小金井二中→久留米高中央大→川崎フロンターレ(2003年)
2016年:JリーグMVP
日本代表キャップ:68

あの名将、イビチャ・オシムにセンスを高く買われ、日本代表に召集。岡田監督に引き継がれたチームにも貢献し、2010年の南アフリカワールドカップに出場しました。

現在も川崎フロンターレのシンボルとして、ピッチでもピッチを離れても際立った存在感を放つ憲剛選手。さらにFCバルセロナやマンチェスターシティなどヨーロッパクラブの戦術をプレイヤー目線で解説しています。

豊富な観戦経験・卓越した戦術眼と観戦力をミックスさせ、現代サッカーをわかりやすく、かつ楽しく伝える「戦術の伝道師」としての役割も担うのが中村憲剛選手です。

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【中村憲剛インタビュー 1/4】守備のスタートポジションとその後のアプローチ

1.5列目の守備の出方の基準は?

憲剛選手は「ディフェンダーの癖を見る。特徴。個性ボールをつなげるのか繋げられないのか外向きやすい選手なのか中を見るのか。それによってアプローチの仕方を変える。後は相手のポジショニング」と言います。

ほかにもこんな話をしてくれました。

・味方は守備の仕方とか特徴がわかってるのであまり考えない。
・後ろから「行くな」って声がかかったら行かない。
・相手が苦しくなる状態を自分一人で作れるなら、迷わずに行く。
・失敗することも多々あった中で経験値を積んできた。

 

守備の出方について考え始めたきっかけ

「守備の意識が変わったのはペップの時のバルサの試合を見て」と話す憲剛選手。

バルセロナが最強なのは必然である グアルディオラが受け継いだ戦術フィロソフィー / 原タイトル:EL MODELO DE JUEGO DEL FC BARCELONA (単行本・ムック) / オスカル・P・カノ・モレノ/著 羽中田昌/訳

憲剛選手
憲剛選手
(あの頃のバルサは)相手にボールを持たせない。ただ、当時のフロンターレはそういうチームじゃなかったので、自分の中の引き出しとして持ってた。

ボランチもやりながらトップ下もやるようになって、スイッチ入れやすいんで、自分が行くことで最初は周りも「え?」ってなってましたけど、チームとしてそれは別にやるっていう形ではなかったので、行くタイミングと自分で行くタイミングを模索しながら、チームを持っていく。

結果、今合致するようになったかな。

戸田さん
戸田さん
ある程度、3ラインの距離とかスタートのポジションとかって決まってた方がいいんじゃないかなと思うんですけど。全体としては決まってるんですか? プレッシングに行く位置とか。まあ言える範囲でいいんですけど(笑)
憲剛選手
憲剛選手
危うく言いそうになりましたけど(笑)けどやっぱ、フロンターレとしては常に3ラインはコンパクトにしておきたい。
戸田さん
戸田さん
それが、だいたいどこまでっていうのも決まってるんですか? 試合ごと?

 

守備のスタートポジションとその後のアプローチ

ここで中村憲剛選手はパネルを使い、2チームを4-4-2で向き合わせます。

憲剛選手
憲剛選手
蹴った瞬間に取りに行きます。蹴った瞬間、ボールは誰のものでもなくなる。その時に、どれだけボールにアプローチできるかがテーマ。

相手のセンターバック同士の横パスやり取りに、受け手のセンターバックがボールを見ながらパスを受けるのか、顔を上げて視野を確保しながらボールに触れるのかによっても、寄せ方を変える。

自分のチームの最終ラインが、ボランチ・ミッドフィルダーのラインと距離が近ければ、一番高いラインにいる自分が相手のセンターバックにプレッシャーをかけることで、相手がビルドアップするためのパスコースを減らすことができる。自分の動き方次第で。

 

そうはいっても、「4-4-2のスリーラインに距離があり、味方のセンターバックとボランチの間にスペースが広がっていたら、相手のフォワードにそのスペースを使われる」と話す憲剛選手。

「はじめの(1.5列目の)自分が、敵のセンターバックにプレッシャーをかけていいのか……判断に迷うこともある」そうです。

 

憲剛選手
憲剛選手
ただ、自分とこの最終ラインがプッシュアップできてなくても、相手の最終ラインが2センターならプレッシャーかけられる。左右にサイドバッグがいて、4人でラインを形成してる場合は、行きずらい。

戸田さん
戸田さん
プレッシャーをかける時、後ろは見えない。ボールに寄せた時の背後に対するケア、想像、その辺りは半分ぐらい感覚ですか?

憲剛選手
憲剛選手
半分まではないですね。うーん……実体験、成功体験を積み重ねてきて、それを活かしてる感じ(らしい)。相手の選択肢を少なくさせたい。

バックにプレッシャーをかけることで、ボールに視線を向かせたい。顔を下げさせたい。ボールにプレッシャーをかけると相手のセンターバックの視線がボールにむく。

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センターバックの選手について

戸田さん
戸田さん
フロンターレの試合を解説するようになってしばらく経ったけど)最終ラインで相手のボールを奪うんじゃなくて、最前線からプレッシングしてそこに連動する形で相手を追い込んで、ボランチのところでボールが取れるようになった。

すごい成長だと思う。センターバックの2人は、ポジションを守るんじゃなくて、シチュエーションによってエネルギーの使いどころを変えらえるようになった。

憲剛選手
憲剛選手
目の前の選手を潰しにかかるだけじゃなく、ピッチを俯瞰的に見られるようになったと思う。

ただ、ぼく(や、前線の選手)が前からプレッシャーをかけているのに、相手のFWに縦にボールをつけられたら、「なんで?」って聞く。

 

2018年のフロンターレであれば、敵チームが低い位置からFWにボールを通させないために、たとえば「まずはFWの小林悠選手がプレッシャーをかけに行く」と決められていたとか。

それでも、敵が縦にボールを通せた場合、憲剛選手は味方に「寄せが甘かったんじゃないか?」「予測して、FWの前でボールを奪えたんじゃないか?」と尋ね、チームの意識を高めるとともに、ディフェンスの向上を図っているそうです。

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守備イメージの共有

憲剛選手
憲剛選手
(守備イメージは)相手のボールホルダーに「マークされてないんだけど……ボールを出したら全部獲られるんじゃないか……」って思わせることが大事。

いまフロンターレの守備は、ひとりがプレッシャーをかけたら、連動して後ろのラインの選手も動ける。(無駄走りにならない)逆に言うと、うちでは攻撃の選手でも、そういうイメージをもって相手にプレッシャーをかけられないと試合に出られない。ボランチとかに指示を出されてから動くんじゃ、遅い。

もともとボランチやってて、前の選手がこう動いてくれたら……っていう思いもあったから、いま(1.5列目でも)動けるっていうのもある。

 

相手チームのボールの奪いどころ01

中西さん
中西さん
痒いところに手が届くスピードと距離感、限定する角度と……(憲剛の動き方は抜群ですよね)。あとは、対戦相手によっては「この選手からボールを奪えたら、ビックチャンスになる」っていう ―― たとえばグランパスのエドゥアルド・ネットみたいな選手、チームとしての狙いどころに誘導するっていう動きも、意図的にやってますよね。

 

【中村憲剛インタビュー2/4】川崎Fの最少失点優勝を支えた「ブレイク」の意識と「リプレイ」されなかったベガルタ仙台戦の守備。

相手チームのボールの奪いどころ02

憲剛選手
憲剛選手
(狙う選手、狙う局面の共通イメージは)チームとして練習でやってるし、その日の調子を見てってところもありますね。ピッチ状態とか。

戸田さん
戸田さん
ある程度は(監督からも)任せてもらえてる感じ?

憲剛選手
憲剛選手
そうですね。時間によっては(あまりプレッシャーをかけに走らず)ブロックを組んで守ったり。

戸田さん
戸田さん
そういうことができるから、失点が少ないんですよね。いまほどやってなかった時期から、チームとしてもできるようになった。

 

憲剛選手は同僚の守田選手や大島選手とのコミュニケーション、そして彼らの成長について話します。シーズン中にも変化が見て取れたそうで、語り口からもチームメイトへの篤い信頼が伝わってきます。

 

前線の守備は難しい

戸田さん
戸田さん
前線の守備は、数的不利から始まるから、基本的に難しいんですよね。

憲剛選手
憲剛選手
そうなんですよ! けどそれを、同数くらいの感じに持っていければ、自陣の中盤から後ろまでボールを持っていかれずに済む。真ん中で取れれば、ショートカウンターで点が取れるようになる。みんな自信を持つようになった。

中西さん
中西さん
(チームのそういうポジティブな変化は)ロシアワールドカップの後ですよね?

憲剛選手
憲剛選手
そうですね。

戸田さん
戸田さん
プレッシャーがかけづらかったり、かわされたなっていうクラブはありました?

憲剛選手
憲剛選手
……んー……

戸田さん
戸田さん
なかった(笑)

憲剛選手
憲剛選手
なかったっていうか、相手もJリーガーでうまいので、ある程度はしょうがない。

ただ、前線から追っかけて取り切れなかったら、(空回りしたら「すぐに中盤に戻って、ラインを整え、ブロックで守る」っていうのは)言われてる、監督からつよく言われてるので。

体力的には「えぇ……」って思うときもあるんですけど(笑)それを全力でやって、はじめて成立する事がある。

中西さん
中西さん
前線の守備は数的不利から始まるし、難しいものだとしても、相手が嫌がる守り方はありますよね。それを考えて、表現しているときの中村選手が、めちゃくちゃ楽しそうなんですけど(笑)

 

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前線ではゲームを「ブレイク」、真ん中にいるときは「コントロール」

憲剛選手
憲剛選手
それが醍醐味なんですよ! いまのおれは、(フロンターレの中で)そこで価値が問われると思ってるんで。できなかったら試合に出られない。

戸田さん
戸田さん
ボランチに下がったときは? (自分のポジショニング・スタートラインが、2番目のラインに下がるし)考えることが変わるでしょ?

憲剛選手
憲剛選手
頭の中が変わります。中盤の守備は基本的に受身です。前線の選手がどう動くかで、自分も動き始めるので。(もっと追ってよ! スイッチ入れてよ!って)めちゃくちゃストレス溜まる試合もあります(笑)

 

ここで憲剛選手は「ストレスの原因と問題点」を話します。「前線でプレッシャーがかからなければ相手に中盤で回されたり、ゲームを作られたりして、消耗も激しい」とも。

 

戸田さん
戸田さん
試合中に、1.5列目から中盤にポジションチェンジすることがありますよね? 逆のケースも。頭はすぐに切り替えられますか?

憲剛選手
憲剛選手
難しいときもありますね。前線から中盤に変わるほうが難しいかな。(ポジションチェンジのタイミングは)だいたい監督の指示ですね。選手交代で入ってくる選手を見て、とか。

前線にいるときは「ブレイク」の意識が強いです。いろんなものをぶち壊していく。真ん中はゲームを「コントロール」するつもりでいる。性格も変わりますよ(笑)

 

守備のお手本は阿部浩之選手

戸田さん
戸田さん
こういう守り方は誰かに教わったんですか?

憲剛選手
憲剛選手
んー、自己流ですね。あとは阿部ちゃん(FW)が移籍してきて。阿部ちゃん、上手なんですよ。影響されたところはあります。

 

中西さん
中西さん
彼の守備もすばらしいですよね。

憲剛選手
憲剛選手
(阿部ちゃんの動きを見て)「あー、そこ行くんだ……(相手のパスコースが)無くなった……!」みたいな。吸収しましたね。
中西さん
中西さん
追い込み方の角度とか、ちょっと他の選手では見たことないことがいくつかあります。
憲剛選手
憲剛選手
一番凄いのは迫力。「ここで獲る!」っていう感じ。アリバイじゃない。しかも、激しく出て行ったのと同じスピードで戻れる。おれ、それができない(笑)
中西さん
中西さん
知ってる(笑)

憲剛選手
憲剛選手
(いろんな守備のクラブがありますけど)どこよりも前線から追っかけて取れないのは、うちの紅白戦の守備陣ですね(笑)

 

チームの変化と個人の成長

憲剛選手が川崎フロンターレのチームカラー、そして自身の特徴の変化について話します。

憲剛選手
憲剛選手
自分は)もともと特徴が強くある選手じゃなかったし、自分の色を増やしたいと思いながら練習してきた。その時々のフロンターレの強みを、どう自分がプレーしたらより強められるかって考えてきた。

戸田さん
戸田さん
中西さんはフロンターレの試合、ずっと見てきてますよね? 中村選手のプレーってどう見えてるんですか?

中西さん
中西さん
いちばん最初、大学生のとき、トップとかトップ下とか、スピードがあってドリブルがあって、ゴールゲッターなんですよ。それからボランチの位置に下がって、守備の知識を磨きつつ、代表に選ばれて、おそらく、また違う知識を身に着けて帰ってきて。また成長して ――

段階を経ているんですけど、確実に成長の度に「言語化する能力」がどんどんあがってる。それが伴ってきたときに、明らかにグンとあがった。

戸田さん
戸田さん
なぜ言語化できるんでしょうね? 普段から考えてプレーしてるから?

中西さん
中西さん
そうですね。あとはやっぱり、これは僕もずっと彼と話してきて、その都度言ってたんですけど、インタビューを沢山受けているからじゃないかな。

僕がインタビューするときは、助け舟は出しても、答えは言わないようにしてきました。(憲剛と)訓練をしてて。「絞り出して!」って言ってたんですよ(笑)

憲剛選手
憲剛選手
(それで考えを言葉に出来たとき)哲さんの「うん」って表情ね(笑)

中西さん
中西さん
(笑)

(憲剛は)言葉を生み出す積み重ねをしてきたと思います。

憲剛選手
憲剛選手
チームメイトにサッカー観や戦術、連携について言わなきゃいけない立場になったっていうのも、大きいですよね。ボランチになったとこで、色んなところに目を配らなきゃならなくなった。真ん中でやりたいなら、周りの選手にきもちよく動いてもらわなきゃならないし。

戸田さん
戸田さん
ぼくも3バックのストッパーから中盤にポジションが変わったんですけど、最初は考え方がぜんぜん分からなかったんですよ。中村選手は、サッカーをロジカルに考えはじめるきっかけって、どこにあったんですか?

 

サッカーを論理的に考えるきっかけ

憲剛選手
憲剛選手
それは……中学、高校ですかね。背も小さかったし、先輩とやるので、できないじゃないですか。ドリブルラーだったけど止められちゃうし。ぶつからないようにしたらどうすればいいか……そのくらいからですかね。

中西さん
中西さん
(最初に会った頃から)ボールを貰うときにフリーになるためにどうしたらいいかは、ものすごく言語化できてたんですよ。なんでフリーになれるのかって。それから守備について、ボランチについて、指示出しについて……プロになって成長したところかなって思いますね。
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ベガルタ仙台戦 GKへのプレスから得点

ここで戸田さんがボードを使い、憲剛選手のプレッシャーを基点に得点まで進んだシーンを再現します。

戸田さん
戸田さん
(憲剛が)1回、中盤のパスコースを消した。消したところから(相手のボールホルダーに向かって)出た。これ、2つ出来る選手っていない。これを解説したかったのに、リプレーが憲剛のプレッシャーの後からに編集されてた。すげぇむかつきました(笑)

中西さん
中西さん
解説、聞いてた(笑)

戸田さん
戸田さん
中村憲剛がこれだけ考えて、心拍数だって180近いなかで、平面の視野でいろんな情報を取りながら、判断しながらプレーをしてるって伝えたい。その絶好のチャンスだった! 

しかも(憲剛は)パサーだって印象があるなかで、そういう効果的な守備をして、味方にきっかけを与えて、最終的におこぼれが自分に返ってくる(笑)解説のストーリーがはっきり自分のなかで完璧にあったんですよ(笑)

ただ、あのときも思ったんですが、(コースを消す/プレッシャーをかける、2つやれるとして)なぜコースを消すほうを先にやったんですか?

 

戸田さんの問いかけに、憲剛選手はパネルを使って返答。相手の布陣と自分のポジションを照らし合わせ、無数のパターンから最適な回答を導き出すプロセスが明らかにされます。

憲剛選手の経験とセンス、言語化能力のたまものなのでしょうね。ビデオを見ていると「たった数秒で? そこまで?!」と背筋が痺れます。

 

中村選手から見た、戸田和幸の解説

中西さん
中西さん
中村選手から見た、戸田和幸という解説者のイメージは?

憲剛選手
憲剛選手
誤解を招くかもしれないですけど……一番聞きやすいというか。戸田さんが言いたいことだけじゃなくて、ピッチの中の現象のこと、外のこと……いろんなことに気配りしながら言ってるなって。

中西さん
中西さん
同じことを中村俊輔も言ってました。「戸田さん、聞きやすいっすよね」って。
憲剛選手
憲剛選手
(いま対戦してる両チームに)なにが起きて、なにが有利で、なにが不利益になっているかまで言ってくれる。パス一本についても掘り下げている。

 

戸田さんは2018年のJリーグ「川崎×磐田」に出場していた中村俊輔選手のパフォーマンスと試合の流れを回想。解説には難しさがあるとしみじみ語ります。

 

戸田さん
戸田さん
僕も反射的に「うまい」とか言っちゃいますけど、噛み砕こうとは思ってます。中村選手みたいに、僕が考えてないこと、見えてないことを感じ取ってプレーしてる選手とか、シーンについては、あんまり言わない(笑)あとで教えてもらう(笑)

 

インタビューの後編は?

稀代のゲームメイカーとして知られる憲剛選手の「守備」にフォーカスをあてた鼎談。上達の秘訣やチームの決まり事、試合中のイメージなど多岐にわたるトークでしたね! プロだからこそわかる難しさや体験も随所に語られていました。

後半はさらにヒートアップ! 話題は攻守に渡り、憲剛選手のキャリアや学生時代のエピソード、さらにワールドサッカーの分析へと展開します。

 

というわけで、第2回に続く!

 

【インタビュー文字起こし】中村憲剛はなぜ守備が上手いのか?解説者・戸田和幸が彼の頭脳と論理に迫る。(後半戦)ども! カルスポ食堂・店長(@cul_spo)です! 2018年12月、0014catorceが製作したインタビュー動画のまとめ&...
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中西さんと戸田さんのプロフィール

中西哲生さん


年齢:50歳
出身:愛知県名古屋市出身
現職:出雲観光大使 川崎F特命大使 奈良クラブアカデミーTD

■サッカー選手パーソナルコーチ
主な指導選手歴(フルタイム)
長友佑都(2010〜2016)
永里優季(2012〜現在)
久保建英(2013〜現在)
中井卓大ピピ(2018〜現在)

■キャリア
名古屋グランパス→川崎フロンターレ

中西哲生さんのツイッター

戸田和幸さん

年齢:45歳
出身:東京都
現職:サッカー解説者・指導者

キャリア:私立桐蔭学園高等学校→清水エスパルス→トットナム・ホットスパーズ(イングランド)→AODデン・ハーグ(オランダ)→清水エスパルス→東京ヴェルディ→サンフレッチェ広島→ジェフユナイテッド市原→慶南FC(韓国)→ザスパ草津→FC町田ゼルビア→ウォーリアーズFC(シンガポール)

戸田さんのツイッター

Jリーガーになりたい! / 世界のサッカー大百科 5 (児童書) / 中西 哲生 監修



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